ただいま季節は初春。寒さの中に少しづつ暖かさも感じます。
私はフィアット500C(FIAT500C)に乗る時「幌(ソフトトップ)は全開。だってオープンカーなんだから。」を自らに課しております。そこで、オープンカー初心者の私がここまでに体感したオープンカーならではの諸々を記します。
やけにマブしい
日中にフルオープンで過ごすということは、即ち「ずっと日なたぼっこ」です。日光を浴び続けながらハンドルを握るわけです。そうすると、やけにマブしいんですよね。私は散歩も好きなので、長時間日なたを歩き続けることもあるのですが、こんなにマブしいと感じたことはないですよ。これ何なんでしょう?
今の季節はまだ心地よい範囲ですが、日々日差しにパワーが増すこの頃、早速サングラスを購入しました。近々キャップも導入しようと思ってます。
頭上注意
あたりまえ中のあたりまえですが、フルオープンでは頭上は無防備です。
走行中フロントガラスに液体がついた時、それが透明であれば、前走車のウォッシャー液か歩道橋からの水滴か。それが色付きであれば、翼を持つ大小様々な生物からの贈り物である可能性が。いずれにしても頭のてっぺんを手で触り、被害有無を確認します。
また雨天の翌日も悩ましい。基本的に路面は乾いていても日陰の凹地に水たまりが残っている事があります。気にせず突っ込む前走車からの巻上げを避けるため、私は反対車線に飛び出した事があります。要注意です。
トンネルに注意
基本的にフルオープンの私ですが、さすがにトンネルでは幌を閉めます。空気が悪すぎる。高速道路など自動車専用道路には長いトンネルが多いので注意が必要です。
先日、高速道路をフルオープンで気持ちよく走っていた所、まもなく長いトンネルに差し掛かる事を思い出しました。フィアット500Cは走行中も幌の開閉可能なので、さほど慌てずにクローズのボタンを押すと・・・あれ?動かない。「ん?もう故障か?」と思ったのも束の間、脳内メモリーから一つの記憶が飛び込んてきました。
「あ!開閉は80km/hまで※だったかも!」
しかし、流れは100km/hペースで切れ目なく車が走行中。さすがにココでの減速は『逆あおり』と勘違いされかねない。「やべーどうしよ」と思考停止に陥っていたところ、神が舞い降りました。前方の軽い下り→上りで車間が詰まり、ペースが落ちていきます。95、90、85・・・「も、もうちょい頼む!」私は幌のボタンに手をかけたまま祈りました。そして81、80!すかさずボタンをプッシュ!何とかクローズに成功しトンネルへ突入。私は額の汗を拭いました。
トンネルを伴うルートを走行時は計画的に。肝に銘じました。
実は寒くない
これは想像以上だったのですが、幌フルオープンでも寒くないんですよね。全然。暖房がついていれば大丈夫。暖房はACをオフにすれば基本的にエンジンの熱を循環するだけなので、燃費は悪化しないらしいですね。オープンならそもそもガラスが曇らないので安心してACオフできます。
フルオープン+暖房での走行は頭寒足熱、さながら露天風呂、いやアフォガードのようで絶妙な温冷バランス。この感覚は、一度味わったらヤメられないですね!ホントにスバラシイです!!これから夏へ向かって外気は上昇、日差しも熱を上げてきた時にどのようなバランスになるのか、楽しみです。
以上、オープンカー初心者の私が感じた諸々。果たして「オープンカーあるある」なのでしょうか。これからもたくさんのあるあるを楽しんでまいります!