オープンカーにも関わらず、青空駐車場を寝床とする私の愛車フィアット500C(FIAT500C)。本降りの雨の中は乗らないことで、これまで道路から巻き上がる水しぶきに交じった汚れには無縁だったのですが、うっかり走行してしまったのです。雨の日に・・・。
オープンカーなのに、うっかり雨天走行する。
いやはや、私、うっかりしてました。
基本的に「フルオープン走行専用車」としている我が愛車。天気予報のチェックは欠かさず、傘のマークがあれば出動しません。ところが先日、土曜日の朝を最後にチェックをせず、翌日の日曜日早朝に出かけてしまったのです。
そんな日に限って悪いことは起きるもの。土曜日の朝の時点で「曇り」だった予報は大きく変わり日曜日は「雨」に変わっていたようです。そんな事は露知らず、私は自宅から青空駐車場へ向かいました。この時点ではまだ雨は落ちておらず、夜明け前の薄暗さから雲行きにも気づかず、のほほんと出発してしまったのでした。
自宅を出発してから30分ほど過ぎたころ、フロントウインドウにポツポツと雨粒がつき始めます。
「おお、ちょっと降ってきちゃったか?」
その時は「一時的な雨」だと思い込んでいた私。しかしフロントウインドウの雨粒はみるみる数を増やし、雨の勢いは強まります。めったに使わないワイパーをおそるおそる起動し、信号待ちでスマホをチェックした私はようやく知ったのです。「今日は雨」だということを。
コレはやっちゃいましたね・・・。
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雨中走行で汚れる
雨にも関わらずお出かけを強行したこの日。高速道路を含む200kmほどを走行してしまいました。自宅へ戻りクルマのボディ全体を確かめると、いやはやガッツリ汚れております。
雨の日は、周囲を走行するクルマのタイヤが雨で濡れた道路から砂ぼこりを含む水しぶきを巻き上げます。そうして巻き上がった汚れた水が、我が愛車のフロント、サイドに吹き付けるわけですね。リア周りには自らの後輪が巻上げた水しぶきが同じくうっすら砂の膜を作りだします。そして幌(キャンパストップ)。雨で濡れてわかりにくいですが、周辺を囲むピラーの汚れ具合を見る限り、無事ではなさそうです。
そんな汚れをそのままにできない私。依然として降り続く雨の中、頭からズブ濡れになりながら夢中で愛車についた砂の膜を洗い流したのでした。さて、洗い終わったはいいが、この後はどうしよう。天気予報によれば雨が上がるのは明日の夕方以降になりそう。びしょ濡れのまま、いつものハーフボディカバーを掛けるわけにもいかないし・・・。
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「明後日まで置いておこう」
そう決めた私は濡れたままの愛車を自宅前から青空駐車場へと移動させたのでした。
春のホコリで汚れる
その2日後の夕刻、青空駐車場へ向います。降り続けた雨は前日の夕刻に止みました。我が愛車も充分に乾いているはず。青空駐車の相棒「ハーフボディカバー」をかけてあげなくては。しかし、青空駐車場に到着した私は愕然とします。
「キ、キ、キタナイ!」
2日前に雨の中でキレイに洗車した愛車が、またしても汚れているではありませんか!なんということだ!サイドウインドウのウェザーストリップもお砂がみっちり。ココは砂浜ではない!コンクリが支配する住宅街ですよ!
おそらく、雨が上がってから水分が乾ききるまでの間に、強く吹いた春の風に乗ってきた砂やホコリを余すところなく吸着してしまった様子。この季節は花粉やら黄砂やら吸着物が充実していますからね・・・。
まあボディ部は良い。しかしピラーから上はイカン!ハーフボディカバーを被せるためにはクリーンであることが必要だから!ところが、見ればピラーもしっかり汚れています。
もちろん幌(ソフトトップ)も無事とは思えません。一見わかりにくいですが、グローブボックスからブラシを取り出し幌の表面を「サッ」っと撫でてみると、おうおう、これまで見たことが無いレベルで砂ボコリが舞うではありませんか!お掃除好きには気持ちいいくらいですが、ボディカバーをかけるという点ではアウト。完全にアウトです。
もう一度洗車してキレイにするしかありませんが、この日は風が強すぎ洗車には不向きな天候。仕方なくカバーを掛けることを諦め、トボトボと帰宅しました。コレまで、たまたま運もあって雨ざらし後にハーフボディカバーを掛けるケースはありませんでした。今回の件で、改めてボディカバーの有り難みを感じましたよ。
その週末、風も弱く穏やかに晴れた空の下。改めて念入りに洗車しました。幌もしっかり乾いたのを確認し、ようやくハーフボディカバーをかけることができました。やれやれです。
しかし、その時事件は起きました。
カバーをかける仕上げとして、カバーの端、ドアミラーにかかる箇所を指で強く引っ張ったその時!
「ビリっ!」
とイヤな音が!
ウソだろ!破れた!これだけカバーの大切さを感じた直後に!何ということでしょうか!
さて、どうするか?続きはまた!
以上、雨中走行に始まった汚れとの戦いの顛末でございました。
幌(ソフトトップ)の青空駐車において、ボディカバーへの感謝は強まるばかりですが・・・。