これもフィアット500Cの「味」

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FIAT500フィアット500C
自動車の技術進化は止まらないが・・・

私が購入したフィアット500C(FIAT500C)は2020年式ですが、その仕様は同世代の他車と比べると「チョイ古」です。今回はその中でもこの3点をお伝えしたいです。
・運転支援系機能は「バックセンサー」のみ
・ヘッドライトは非オート
・エンジン始動は物理キーを鍵穴に差してヒネるヤツ
これら3点、「フィアット500C」のキャラクターを踏まえると、私にとっては全然ネガティブじゃないのが不思議。みなさんはどうでしょう?

 

自分のドライビングに集中

バックモニターを使わず目視で車庫入れしたのはいつだろう?試乗時には多少バタつきました。フィアット500Cにはカメラ類が付いてません。巷ではバックモニターどころかアラウンドビューモニターまでが普及期に入っているというのに。

2021年より義務化となる衝突軽減ブレーキは既に巷で浸透済みと言ってよいでしょう。後方側面からの接近を知らせて車線変更時の危険を抑止するブラインドスポットセンサー、前走車との距離を一定に保つアダプティブクルーズコントロールなど、センシング系の運転支援装備も、軽自動車に至るまで裾野が拡がりつつありますね。フィアット500Cにはバックセンサーだけは付いてます。幌の全開時はリアウインドウが畳まれて後方視界が無くなりますので・・・。

FIAT500C 幌全開

しわしわに畳まれた幌が後方視界を奪います

では不満はあるかと言うと、まったくないです。だって運転を楽しむ為に買いましたから。むしろ警告音や警告ランプに邪魔されず、純粋に「ドライビング」に集中できます

 

ヘッドライトも思いのままに

義務化が始まった「消せないオートライト」。義務化仕様ではセンサーの閾値で”強制的”にヘッドライトが点灯しますので、ドライバーが「まだそんなに暗くない」と感じていても点灯します。信号待ちで消す事もできませんし、まだ薄暗い時に点灯して前走車から「煽りか?」と勘違いされるのも困ります。実は私のファーストカーがこの仕様で、ディラーに点灯タイミングの調整を相談しましたが「規定で設定さているため対応不可」でした。

フィアット500Cは大丈夫です。ライトは手動なので点灯も消灯も思いのままです。尚、スイッチが「ポジションのみ/ポジション+ヘッドライト」の2択なので「全消灯」はできません。ちなみに、今や灯火類のLED化が進みつつありヘッドライトのデザインに自由度が増して薄型も多いですね。フィアット500Cはポジションランプが「LED」ですがヘッドライトは「HID(バイキセノン)」で、ウインカー、室内灯は「豆球」です。このバランスもフィアット500Cのキャラクターにあっていて私は気に入ってます。

 

キーをヒネる儀式

私、以前“ミニ(MINI)“に乗ってました。BMW製第3世代の“クラブマン(CLUBMAN)“です。このミニはエンジンスタートのスイッチが「トグル」になってまして、心臓のように脈打って光るのです。エンジン始動時はブレーキを踏みながらこのトグルを下げる(確か上げてもo.k.)のですが、その動きはさながら戦闘機のパイロットになったかのよう。乗るたびにワクワクさせてくれました。

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コレとは違うワクワクがフィアット500Cにありました。エンジン始動時はキーをハンドルの根本にある鍵穴に差しヒネるのです。クルマに乗ること自体が特別な時間だったあの若かりし頃のように。更に、この「ヒネり動作」とツインエアが立ち上がる時の「“クククッ“の鼓動」がベストマッチなのです。イチゴと大福、紅葉饅頭と牛乳のように。特別なギミックではなく、古典的な操作がフィアット500Cのキャラクターと掛け合わせで「ワクワクの儀式」になっています。

 

全てが「味」

以上、仕様の中から3点をご紹介しました。明らかに最新世代から「チョイ古」の仕様ですが、私にとってはネガティブどころかポジティブです。一方、インフォメーション系は「Android Auto/Apple CarPlay」対応ですし、音響スピーカーは「Beats Audio」、幌は走行中も開閉可能と、私が欲しい機能は揃っており、購入にあたって迷う所はありませんでした。

他の車種では違う評価だったと思います。これもフィアット500Cの「味」。私にとっては購入理由のひとつとなりました。

フィアット500C(FIAT500C) 購入の決め手

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