今年も残りわずか。大掃除のシーズンですね。クルマもキレイにしてあげたいものです。我が愛車“チンクエチェント“ことフィアット500C(FIAT500C)は、ボディーコーティング施工済みで洗車はラクだと思います。ただし、細かいところには汚れが溜まるので注意が必要。今回はそんなお話を。
ひと夏超えたコーティングの効果は? Wダイヤモンドキーパー(施工後9ケ月)
細かいところに汚れが溜まる
私はいつも、洗車は「手洗い」です。我が愛車フィアット500Cはオープンカーとして幌(ソフトトップ)を装備。その幌の繊細な生地を大切にしたいのです。
ですから、門型の自動洗車機に突っ込むなんて考えられません。たとえ最近話題の「ノンブラシ洗車機」だとしてもです。“高圧洗浄“がコワイからです。


幌はやさしい流水で手洗いです。
それでも、時にコイン洗車場のお世話になることもあります。その際はやむを得ず高圧洗浄機を使う事になりますが、幌に対しては水圧をかけないよう、放水ノズルの角度を極限まで寝かせます(水平まで行くと隣のお客さんとケンカになるのでホドホドにですが)。
私のようなシロウトの手洗いだとしても、我が愛車にはkeeper LABOさんのWダイヤモンドキーパーを施工しているおかげで、ボディの汚れはさっくりとカンタンに落ちます。もちろん水弾きもバキバキです。
そんなわけでボディ表面は全く問題ない。さささっとキレイになります。

パチパチの水弾き!さすがKeeperさん!
幌は優しく洗い、ボディもバッチリキレイに。手洗い洗車はパーツごとに丁寧に洗えるから良いですよね。洗い残しなんてあるわけない。そう思いたいところですが実は、細かい所には汚れが溜まっていたのです。その場所とは・・・
ボンネットのスキマに汚れが溜まる。
そこそこ年齢を重ね、これまで何台かのクルマを所有してきた私。どのクルマにも当然「ボンネット」がありました。しかし、ボンネットのスキマに汚れが溜まった記憶はありません。もちろん単に気づかなかっただけの可能性もありますが。ところが、現在の愛車「チンクエチェント」は汚れが溜まってました。ボンネットのスキマに。
パッと見はわからないのですが、ある日「アレ?ボンネットの境目って、こんなにクッキリしてたっけ?」と目についたのです。ボンネットの境目を劇画タッチで強調する黒い影。どれどれと覗き込むと「おおおっ!汚れだ!」とわかりました。気づいた時がそうじ時。すぐにキレイにしましょう。
ボンネットを開けてみれば、汚れが溜まってる溜まってる!指で触ってみたら、こびり付きも無くわりと簡単に落ちそうです。手元にあったティッシュを濡らして拭き取れば、あっさりとキレイになりました。コレならば今後も気軽におそうじ出来そうです。

キレイに洗車して、一見するとカンペキな仕上がりだが・・・

ボンネットの境目。黒い影がクッキリ・・・。

コ、コレは・・・汚れじゃん!スゲー溜まってる!

「なんてこった!」というレベルに汚れてる。

キレイになりましたー!
FIATエンブレムの下に汚れが溜まる。
先ほどのボンネットの境目からほど近く。フロントグリル部の中央には燦然と輝くFIATのエンブレムが鎮座します。最新モデルから採用され始めたシンプルなものと異なり、メッキの縁取りに鮮やかな赤を背景としたエンブレム。私はコチラが好きです。

この愛すべきエンブレム、立体的な造形もあってわずかに“軒下”があります。この”軒下”に黒い影が。目を凝らして覗き込んでみると・・・汚れが溜まってる!
また、チンクエチェントの場合、FIATエンブレムの下部の曲線に合わせて受け側も曲線で“えぐれ“ています。さながらスノーボートやスケボーのハーフパイプのような造形です。この“えぐれ“に水が溜まりやすい。
溜まった水をそのままにすると空気中の塵や砂埃を集めてシミ状の汚れになります。洗車時はエンブレム奥に入り込んだ水が時間差で染み出してくるので、吹き上げは最後まで油断なきようにです。

「FIAT」エンブレムの“軒下“をよーく見ると・・・

汚れが溜まってる!

ハーフパイプ形状で水も溜まりやすいエンブレムの“軒下“。
ホイールの凹みに汚れが溜まる
ガイシャのホイールは汚れる。我が愛車「チンクエチェント」も例外ではありません。ブレーキダストがたくさん出るので、安全と引き換えだと思って付き合うしかない。そうです。男は黙って洗いましょう。
愛用のホイール専用ブラシ「「鬼人手Jr.」でさくさくと洗えるのですが、どうしても汚れが落とせない箇所があるのです。
我が愛車「2020年式 ツインエア ラウンジ」に奢られた、とても複雑な造形のホイールの外径側にある凹み。「入隅(いりずみ)」と言えば良いでしょうか。この凹みがとても狭くてブラシが入らない!歯ブラシでもダメです!汚れが溜まってしまいます!

愛用ブラシ「鬼人手Jr.」は。相変わらず使いやすいが・・・。

一見キレイに見える。しかしよーく見ると・・・

凹みに汚れが!

ぐぬぬ、歯ブラシでも届かない!
さて、困った!コレはツールに頼るしかないと考えた私はスマホで検索。そして良さげなツールを発見しました!
その名も「SOFT99 ディグロス 神トレ ホイールブラシ」なり!

“神トレ“って、効果的なトレーニングのことではありません!「神がかりに汚れがトレる」ってことだと思います!(SOFT99さん、私の理解は正しいでしょうか・・・?)
いいじゃないですか!ネット通販でポチっと購入した数日後、商品が届きました。商品は大と小のブラシ2本入り。その“毛先“を触ってみると、意外なほどに“やわらかめ“。私のの顔を洗えるくらい優しい感じです。
大丈夫なのか!?使ってみるしかない!小のブラシを手に、さっそく洗車開始です!

コチラを購入。

毛先は思ったより“やわらかめ“。大丈夫かしら・・・

さっそく使ってみましょう!
ちなみに私はカーシャンプーを使わない水洗い派。今回のホイール洗いも水道水のみです。よりいっそう“神トレ“の効果がわかるというものでしょう。
例の凹みに“神トレ“を当てます。ブラシがやわらかいので、ゴシゴシ擦るというより、毛先でナデナデするカンジです。しばらくナデナデしてからホースで水をさっとかけると、いやコレどうですか!キレイに汚れが落ちました!
数か所ある“凹み“をテンポよく「ナデナデ→水で流す」を繰り返し、あっという間にキレイに!今までのストレスは何だったのでしょうか!歯の間に挟まった食べカスに爪楊枝で苦労していたところ、歯間ブラシを買ってきたらあっさり取れた!そんな快感です!
ついでに、汚れの溜まったホイールの内側の凹みとエアキャップ周りもナデナデ。気持ち良く汚れが落ちていきます!まいりました!“神トレ“でした!
ずっと溜まっていたホイールの「凹みの汚れ」。キレイになりました!

ホイール中心側のココも・・・

エアキャップの周りはもちろんのこと・・・

キレイに落ちましたぞ!
以上、我が愛車チンクエチェントで細かいところに溜まった汚れのご報告でした。
みなさんの愛車も、細かいところに汚れが溜まっているかもしれませんね。この機会にチェックされてはいかがでしょうか?
クルマもキレイにして、気持ちよく年越ししましょう!